ポータルサイトとオウンドメディアのこれから~スペシャル対談 株式会社アクセルメディア 諏訪 功 × コンテンツイズキング株式会社 吉田 久則

業務提携記念スペシャル対談 株式会社アクセルメディア 諏訪功 × コンテンツイズキング株式会社 吉田久則

「ポータルサイトとオウンドメディアのこれから」業務提携記念スペシャル対談
株式会社アクセルメディア 代表取締役 諏訪 功
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コンテンツイズキング株式会社 代表取締役 吉田 久則


ポータルサイトとオウンドメディアの違い

(司会:榎並千陽)諏訪社長、吉田社長。このたびは、業務提携、おめでとうございます。
そもそもの業務提携のきっかけとなったお二人の出会いについて教えてください。

諏訪 「吉田社長からメールをいただいて、オウンドメディアの記事やコンテンツを制作されているということで興味を持ちました。弊社は、ポータルサイトのシステム開発がメインでして、コンテンツ制作の部分は、弊社クライアントにも提供できる可能性を感じました。もう一つは吉田社長がコーエー(現 株式会社コーエーテクモホールディングス)で長らく活躍されていたということで。私自身、子供の頃からコーエーのゲームソフトの大ファンで、ずっとプレイヤーでもありましたので、これはもうぜひお会いしたいと」
吉田 「諏訪社長のアクセルメディアさんのサイトを拝見させていただいて、お互いそれぞれ異なる強みを持ち寄れば、新しいビジネスにつながるんじゃないかな、両方の力を合わせれば、両方のお客様をハッピーにできるんじゃないかなと。弊社はコンテンツ制作が得意としている会社ですので、その能力をアクセルメディアさんを通じて、より多くのお客様に使っていただけるんじゃないかということで、メールを出させていただきました」

吉田社長が、人気ゲーム「信長の野望」「三國志」シリーズで有名なコーエーの編集長や宣伝部長をしていたことで、諏訪社長とひとしきりゲームの話題で盛り上がって、意気投合したそうです。

ところで、諏訪社長。ネットを活用したさまざまな集客方法がありますが、アクセルメディアさんが提案されているポータルサイトを使った集客方法とはどういうものでしょうか。

株式会社アクセルメディア 代表取締役 諏訪功諏訪 「ポータルサイトっていうと、いろいろあるんですけども、弊社で一番推進してるのは、いわゆるユーザーがご自身で会員登録をして、情報更新もして、コンテンツを充実させていくような、コミュニティサイトとかCGMサイトといわれるものなんです。コンテンツを作る時間やコストがかけられない企業さんには、ユーザー自身にコンテンツの制作者になってもらいましょうという提案をして、受け入れてもらっています。そうやって、クライアント企業の商品やサービスに関心のあるユーザーを集めていくのです」

成功事例にはどういうものがありますか?

諏訪 「詳しくは申し上げられないのですが、医療系のポータルサイトなど、当社が先駆けだった分野がいくつもあります。基本的にはポータルサイトの運営だけでマネタイズを考えるのではなく、本業との相乗効果を狙ったご提案もしています。クライアント様の成功事例を見て、逆に弊社がヒントを頂いたこともたくさんあります。」

聞けば、さまざまな業界でたくさんの成功事例を誇るアクセルメディアさん。残念ながら、うまくいっている集客方法はすぐにまねされるため、ほとんど公開はできないそうです。
しかしながら、ポータルサイトを使った集客方法は、特定のジャンルに絞った会員獲得や、その会員へのリーチにはたいへん有効で、費用対効果が高いことを丁寧に教えていただきました。

次に、吉田社長。オウンドメディアとはどういうものですか?ポータルサイトのような集客効果は見込めるのでしょうか?

吉田 「オウンドメディアは企業が所有しているサイトのことですから、その言葉の意味でいくと、従来のコーポレートサイト、ブログ、SNSのサイトなどのことです。ですが、今、普通オウンドメディアというと、自社が集めたいユーザーにとって役立つ情報を掲載した、メディア型のサイトのことを指します。共通の話題でユーザーを集めるということです。たとえば私どものクライアントに多い住宅工務店のオウンドメディアの場合、家を建てようと思っている子育て世代の夫婦という層が知りたいこと、家づくりのことや子育てと間取りの関係、住宅に関連するニュース、いろんな調査結果などを掲載したメディアのようなサイトを制作することが多いです」
諏訪 「コンテンツイズキングさんが運営されている『オウンドメディアのネタ帳』を拝見して、SEOについての考え方なども、本当にちゃんと考えて記事にされているというか、はっきりと内容を文字にされていて、信頼から受注につなげる流れにされているのがすぐにわかります」
コンテンツイズキング株式会社 代表取締役 吉田久則吉田 「オウンドメディアには、『このサイトは信頼できる』と思っていただける効果があります。そういう意味では、商品やサービスはもちろん、企業理念や職業観を知ってもらえるという意味で、求人・採用の分野でもたいへん効果がありますね」

「商品を販売するにしても、よい商品を提供してればそれでいいということではなくて、商品の使い方、使われ方、その商品のユーザーが中心になる、その商品が含まれている生活全体をプロデュースする形でコンテンツを増やしていくことで、その商品のターゲットユーザーがその企業を信頼することになります。そういうことを目指して、生活に役立つコンテンツが必要とされているんじゃないかと、私たちは思っています」

今までは、ホームページやランディングページを作って、そこにリスティング広告など有料広告で集客するのが中心だったと思います。
それらの手法と比べて、ポータルサイトやオウンドメディアを活用した集客方法はやはり優れていると言えるのでしょうか。

諏訪 「そうですね。リスティング広告の一番のデメリットは、お金がかかり続けるっていうところですね。広告費もますます高騰してきています。それに対して、ポータルサイトは登録者の個別のページを数多く作ります。いわゆるロングテールと言いますが、細かい各ページが導線になって、そこからのユーザーの流入を図ります。ポータルサイトは、一回作ってしまえばあまりお金がかかりません。長期的な効果を狙った集客モデルです。それに対してリスティングは、ピンポイントでお金をガバッとかけてやっていきますので、即効性はあります。それぞれ一長一短だと思いますが」
吉田 「ポータルサイトに代表されるようなCGMのように、ユーザーにコンテンツを登録してもらって、増やしてもらえるのは、ものすごくありがたいことですね。ポータルサイトの運営者ということで信頼性も高まると思いますし、登録しているユーザーからは、少なからず感謝されたりもしますから、その後の営業活動がスムーズに行くはずです。ポータルサイト型の集客モデルの優位な点ですね。オウンドメディアは、書き手が運営者であるところが、ポータルサイトとは大きく違う点だと言えます」

Googleなどの検索エンジンのアルゴリズムも日々進化していて、従来のようなでたらめな記事など質の低いコンテンツを掲載するだけのSEO対策は通じなくなってきました。

吉田 「結局、特定の情報を探している人にとって価値あるコンテンツが、ちゃんと検索結果の上位に自然に出てくるようになってきています。ポータルサイトにしても、オウンドメディアにしても、コンテンツの質と量はどちらも大事で、ユーザーを集める効果があります。ポータルサイトも、オウンドメディアも、これからますますどの企業も無視できなくなっていくでしょう」

ところで、諏訪社長はポータルサイト制作の分野でも先駆け的な存在でいらっしゃいますが、異業種交流会もずいぶんと長く主催されていますね。

諏訪 「今年で延べ参加人数が7万人に届くくらいのところです。今、異業種交流会はたくさんあるんですけども、インターネットを使って、だれでも気軽に参加が出来るオープンな会というのがコンセプトです。かれこれもう17年やっていまして、去年が961回でしたから、今年は1,000回を超えます。異業種交流会の先駆けとして、いろんなメディアでも紹介していただきました」

参考サイト 「フレンドリンク異業種交流会」

アクセルメディアさんは、異業種交流会を主催する企業として創業されたのですか?

諏訪 「異業種交流会を主催する会社というのは正確ではありません。異業種交流会もやるのですが、そこはWEBとの融合を図ってコミュニケーションのプラットフォームを創る、というのが創業当初のイメージです。前身となる会社をアクセルメディアに社名変更したのは2003年です。そこからは、ポータルサイトだけではなく、WEBサイト制作もやっています。上場企業から、いわゆるスタートアップの会社さんですとか、400件ほど手掛けてきました」

会社を作ってからの感動のエピソードなど、何かありますか?

諏訪 「感動のエピソードというわけではないですが、クライアント様のサイトでも、自社運営のサイトでも、サイトをオープンしてから最初のアクション(購入や申込)には、いつもしびれます。自分たちが手がけたサイトを見ず知らずの人が見て、なんらかのアクションをしてくれるということには、やはり感動を覚えます。」

そんな正直な諏訪社長。今後のビジョンは?

異業種交流会とポータルサイトに共通するもの

諏訪 「方向性としては2つです。今、異業種交流会を全国で進めてますが、まだWEBサービスの方の進捗というか充実度が遅れています。ネットでも出会いを促進するようなプラットフォームを作っていきます」

「もう1つは、やはりポータルサイトを提供していく事業を拡大、発展させていきたいです。ポータルサイトの運営って楽しいんです。しかも、うまくいけば大きな安定収益源となります。ぜひポータルサイトに挑戦してみたいという会社、個人の力になりたいと思っています」

次に、吉田社長。コンテンツイズキングについて教えてください。

吉田 「今年の2月に創業した会社なんですけれども、全国の住宅工務店さんや健康・美容関連の通販会社さんなどが主なクライアントです。得意分野はオウンドメディアやコンテンツ制作ですが、特にコンテンツ制作においては、いかに、普通じゃない、人に驚きや感動を与えるようなものを提供できるかにこだわっていきたいです。逆に、だれにでも書けるような記事を大量に書く、というような仕事では勝負したくないと思っています」

たしかに、すでにいくつものユニークなコンテンツを制作しているコンテンツイズキングさん。

参考サイト

参考記事

異業種交流会やポータルサイト制作などで業界でも先駆けとしての実績も十分な株式会社アクセルメディアと、今年創業されたばかりのコンテンツイズキング株式会社。
なんだか対照的な両社ですが、このたびの業務提携の狙いはどんなところなのでしょう。

株式会社アクセルメディア 代表取締役 諏訪功諏訪 「ユニークなコンテンツを作れるというところが、正直弊社の最も欠けてる部分だと思っています。開発とかサイト制作を長年やってきてますので、一連のことは当然できるんですが。弊社にとっては、コンテンツの部分で差別化できるものをクライアントにご提供しなければいけないと思っていましたので。弊社が得意な仕組みを作る部分と、コンテンツイズキングさんのユニークな発想を重ねれば、それこそ、アクセルが踏めるような強いメディアができあがると判断しました」
吉田 「私どもは、諏訪社長にこれから本当にいろいろなご指導を頂きたいと思っています。情報を掲載する場を作ることが得意なアクセルメディアさんとの提携は、私どものクライアントにとっても、いいことしかないように感じています」

AIがわかる人、および天才募集

これからますます発展されていると期待される両社ですが、どのような人材を求めていらっしゃいますか?

諏訪 「人に関しては、できることならどんどん増強していきたいです。今注目のAI(人工知能)を組み込んだサイトなど、そういったものがご提供できればいいなと思っています。そのために、AIの知識や興味がある人に入ってもらって、どんどん研究していきたいと考えています
吉田 「平均年齢はおいくつくらいですか?」
諏訪 「平均年齢は高いんですよ。一番若い人で今年30歳。みんな10年近くいてくれるスタッフばかりなので、昔は平均年齢が若かったんですけど今、一年ずつ上がっていって、今は、36才くらいです」

コンテンツイズキングさんは、どんな人材を募集されていますか?

吉田 「私どもは、いわゆる天才と呼べるような人を必要としています。世の中には天才といえるような人が一定割合でいると思うんです。ただ、そういう人って概して社会性がなくて扱いにくいみたいな印象があるかと思うんですけど、そういった人でも弊社でなら居場所があると思っています。私どものコンテンツの作り方って、リサーチなどもかなりロジカルにやっています。ロジカルなプロセスからユニークなコンテンツを作っていくようなことが得意なのです。頭の回転が速くて、考えることが好きであれば、一般に言われるようなコミュニケーション能力などはいらないと思ってます」

「また、インタビュー事業部では、全国の企業さんを回って活躍できるインタビュアーさんを求めています。日本全国には、形になってないものを持ってらっしゃる経営者やお店があって、いろんな知恵や情報の原石みたいなものがたくさん転がっています。そういう原石を拾い集めて、輝くようなものを作っていきたいと考えていたりします。これは諏訪社長も大切にされてることだと思いますが、人との出会いて大事だなと思っています。諏訪社長の場合は仕組みによって人と人をつなげたり、人と出会うことを大切にしていますし、私どもの場合は、コンテンツを通じて人とつながっていくことを大切にしたい。そういうことが何かが生まれるきっかけになると考えている次第です」

私自身、コンテンツイズキングさんに出会って、インタビュアーとしての活動を始めたわけですが、日々、本当にさまざまなことを勉強させていただいています。

ゲームという共通の話題で一気に距離を縮めた二人の社長たち。
そして、その事実こそが、共通の話題、目的をきっかけに集まる場としてのポータルサイトであり、異業種交流会であり、オウンドメディアの効能と通底している感じました。

両社のますますのご発展をお祈りしています。

株式会社アクセルメディア 代表取締役 諏訪功とインタビュアー榎並千陽

対談会場提供:
四ッ谷駅至近のコワーキングスペース・貸会議室
「フレンドリンクメンバーズオフィス」

司会・構成/榎並千陽
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