オウンドメディアの失敗事例と改善方法(「オウンドメディアの失敗原因チェックリスト15項目」つき)

オウンドメディアの失敗事例と改善方法(「オウンドメディアの失敗原因チェックリスト15項目」つき)

大きな期待を抱いてスタートしたオウンドメディア制作プロジェクト。ですが、期待通りの成果を生んでいない、いわゆる失敗事例が次々と生まれています。しかしそうした失敗の原因もほとんどは明らかですから、きちんと対策をすれば、成果が出るオウンドメディアへと改善していけます。

今回は、オウンドメディアのありがちな失敗事例とその改善方法・対策を紹介します。

アクセス数、PVが少ないという失敗事例と改善方法

オウンドメディアの失敗事例と改善方法(「オウンドメディアの失敗原因チェックリスト15項目」つき)

「思ったほどアクセスやPV(ページビュー)が伸びないなぁ~」という悩みを抱える人は多いはず。

そんなときは、まず、目標が高すぎないか、疑ってみるべきです。インターネット上の成功事例などを見ていると、「3か月で100,000PV(ページビュー)を達成しました」「1年で1,000,000PV/月の規模に成長!」などと、華々しい成果(?)が並んでいますが、その成果を達成するためにかけたコストや時間、そして特異な条件などがまちまちですので、あまり参考にはなりません。

そもそも、身の丈に合わない目標、もしくは、過剰なアクセス数、PVを期待していたとしたら、それは叶わぬ夢となりますので、注意が必要です。

参考記事「オウンドメディアの目標設定法・9つの効果測定指標(KGI、KPI)」

次に、検索結果での表示順位が上がってこないこと、そして、検索エンジンへのインデックス数の少なさを原因と考えてみましょう。つまり、SEO的な効果が低いことが原因だと考えてみるのです。

参考記事「SEOなんて、もうやめろ!SEO対策を卒業する方法」

まず、記事数は足りているかどうか、チェックしましょう。狙っている検索キーワードにもよりますが、目安としては、やはり30~100記事程度はないと、Googleの検索エンジンに評価されず、効果は出にくいと思います。

ビッグキーワードと呼ばれる、検索数が多くて競合も多い人気キーワードでの上位表示を狙うよりも、ロングテール的なキーワードを狙った記事構成をして、マイナーなキーワードでも拾っていく、という考え方が結果に結びつきやすいのも事実です。それがコンバージョン、つまり売上げなどにつながるかどうかは別として。

そして、もし、記事数が足りているとしたら、次は、記事のクオリティーを疑いましょう。

特に昨今は、どこにでもあるような、安っぽい記事をたくさん追加したところで、無意味になってきています。そういう記事はだれからも必要とされず、読者が定着しません。記事数だけが先行して中身がないと、読者からは、「このサイトは使えないな」と判断されてしまうのです。そうすると、ブックマークなどにも入れてもらえず、再訪率が下がります。

参考記事
「オウンドメディアの記事に書かない方がいい5つのこと」
「ライター必読!オウンドメディア記事のミスを防ぐ9つのポイント」
「オウンドメディアの記事のタイトルに「おすすめ○○ ~選」などを安易に多用してはいけない理由」

また、安易に文字数を増やす必要はありませんが、充分に理解が深まるような、必要最小限の文字数があることも重要です。文字数が充分でないと、伝えたいことも伝わらず、ユーザーから、「浅い記事」と判断されかねません。

参考記事
「オウンドメディアの記事と文字数について(吉田の記事が長い理由)」
「「文字数当てゲーム」を作った理由・活用法・攻略のヒント」

ライバルサイトを意識して勝負を挑むのであれば、記事数などのサイトの規模で勝負するのか、それとも、記事のクオリティー、つまりサイトの質で勝負するのか、はっきりさせてください。方向性がはっきりしないと目標への意識もぼやっとしたものになりますので。

最後に、オウンドメディアの存在そのものが充分に伝わっていない原因として、被リンクの少なさ、という問題があります。

少なくとも自社の保有するサイトやSNSなどからはオウンドメディアへのリンクを貼っておくべきです。

また、自社が保有するサイト以外からもリンクされるには、そもそも、リンクして紹介したくなるほど役立つオウンドメディアになっていること、それだけのクオリティーの記事を書いていることが大切です。

どうですか。御社のオウンドメディアにはリンクして紹介したくなるほどの記事がありますか。

同時に、内部対策として、記事から関連記事へのリンクなど、きちんと体系的にリンクが出来ているかどうか、という点も、検索結果において上位表示されるかどうかに影響しますので、きちんと確認を。

「1つの記事だけは読んでもらえるが、他の記事を読んでもらえない」という、いわゆる「回遊性」の問題も、内部リンクの貼り方だけでずいぶん改善できます。

また、記事のタイトル、ディスクリプション、h1タグ、h2タグの使い方なども、記事の内容にふさわしいものになっているか、見直してみてください。

アクセス数はあるが、資料請求、来店、購入などに結びついていないという失敗事例と改善方法

「アクセス数は増えてきたけど、売上げに結びつかない」というような事例は山ほどあります。

たとえば、ターゲットユーザーからの資料請求件数を増やすためにオウンドメディアを始めたのであれば、その資料請求がユーザーの問題解決に直結するということを伝えるためのフローを明確に示しましょう。

「多くのお客様が資料請求して良かったとおっしゃっています」というように、資料請求という行為自体への安心感を醸成していくことも必要です。

価値の伝達も含めて、ユーザーがどういう気持ちでいるのか、ユーザーは何を求めているのか、ということを考え直す機会です。

ちなみに当社ではオウンドメディアはセールスメディアと位置づけていますので、ブランディングなどの狙うケース以外は、売上げに直結しないということはほとんどありません。最初から、購入してくれる顧客に焦点を当てて、それから逆算してコンテンツを制作しています。

また、ときどき、「お問い合わせページへのリンクが切れていた」というような笑えない失敗事例もありますので、定期的にお問い合わせフォームが稼働しているかチェックする、ということを怠らないでください。

参考記事を紹介しておきますね。

ユーザーの行動がわからないという人は、こちらの記事を読んでください。

参考記事「ユーザー行動分析のためのユーザーフロー66項目」

特典などを設定して、ユーザーの行動を強化したいという人は、こちらの記事を読んでください。

参考記事「オウンドメディアへの集客にも役立つ、特典(オファー)のアイデア33パターン」

ユーザーが行動しない理由、購入しない理由を知りたい人はこちらの記事を読んでください。

参考記事「商品が売れない34の理由とオウンドメディアに掲載すべきコンテンツ」

制作や運営体制が原因の失敗事例と改善方法

オウンドメディアの失敗事例と改善方法(「オウンドメディアの失敗原因チェックリスト15項目」つき)

そもそも、オウンドメディアの制作時の設計や運営していく体制に無理があったりするケースもあります。

まず、ありがちなのが、記事の追加や古い記事の更新が止まっているというケース。このような失敗事例は多く、経営者も「なんとかしなければ」とは思いつつ、時間ばかりが経過するケースもあります。

そういうときは、ずばり、こちらの記事(リンク)に書いているようなことを参考に、「正しく更新を止める」べきです。何もアナウンスしないまま、最新記事が「2016年7月」となっているようでは、オウンドメディアだけではなく運営企業への信頼性も低下します。

参考記事「これで信頼を失わない!オウンドメディアの更新をサボったり放置したりする方法」

次に、オウンドメディアを公開した後に、何をすればいいか、そもそもわかっていないようなケースもあります。このようなときは、やるべきことをリストアップして、毎日やること、毎週やること、毎月やること、毎年やること、を決めてしまって、スケジュールに則って運営していくことを心がけてみてください。

ちなみに、オウンドメディアを公開した後、経営者や担当者がやるべきことは、次の5つです。

オウンドメディアの公開後にやるべき5つの業務

 

  1. 広報・宣伝に関する業務
  2. ユーザー対応などに関する業務
  3. 記事の掲載、更新などに関する業務
  4. 改善に関する業務
  5. ノウハウ蓄積などに関する業務

参考記事「オウンドメディア公開後にやるべきこと(担当者の役割一覧)」

さらに、オウンドメディアの運営に関して、ほかの社員の協力が得られないというような問題もときどき起こります。

そもそも、ほかの社員に期待するのが間違いかもしれませんし、何を手伝って欲しいのか、いつ、どのように協力してほしいのか、明確になっていないから、助けたくても助けられないのかもしれませんし、手伝ってもらわなければいけないような体制自体に無理があるのかもしれません。

「成果を出した途端に、みんなが協力してくれ始めた」という事例もありますので、経営的な観点も含めて、冷静に判断していくしかないと思います。

最後に、本来の目的を忘れてとりあえず更新しているだけ、ということも、目にははっきりと見えないですが、事実上の失敗の事例と言えるでしょう。このような場合は、KGI、KPIを設定しなおして、目的を再確認してください。

参考記事「オウンドメディアの目標設定法・9つの効果測定指標(KGI、KPI)」

記事のネタ不足による失敗事例と改善方法

次に、ネタが不足していて、記事を書けない、という、いわゆるネタ不足の問題。

そういうネタ不足問題を解消するために、当サイトがあるのですが、それでもネタが不足してしまう、という人には、「一度書いたテーマでは二度と書いてはいけない」と思い込んでいるような人が多いような気がします。

一度過去に書いたテーマだとしても、対象ユーザーを絞ったり、少し角度を変えて表現してみたりすれば、書けることはいくらでも見つかります。

参考記事「セグメンテーション変数39項目とオウンドメディアの読者層分類」

また、今すぐにでも書くネタを見つけたい人は、こちらの記事も参考にして、ネタを探してみてください。

参考記事
「売れるオウンドメディアに掲載すべき「17のコンテンツ」とは? 経営者はセールスコンテンツにしがみつけ!」
「「集客できない不安」の消し方と、まだまだあるオウンドメディアのネタ19連発!」
「商品情報チェックリスト 全54項目」
「企業・店舗情報チェックリスト 全39項目」

もちろん、上記以外の記事も、オウンドメディアのネタであふれかえっています。しつこいようですが、ネタ不足の原因は、ネタの探し方が悪いのです。ぜひ、あきらめないで探してくださいね!

あなたのネタ探しが少しでも楽になりますように。

オウンドメディアなんか止めてもいい

自社サービスを否定するようですが、私は、社員を苦しめたり、経営に害をもたらすのであれば、オウンドメディアなんか止めてしまってもいいと思っています。本末転倒になってはいけないからです。

オウンドメディアが売上げにつながったり、人材獲得につながったりしているような場合は、何とか継続することを検討してみてもいいと思います。

オウンドメディアを止める前に、相談していただければ、ベストなオウンドメディアの止め方や改善していく方法が見つかるかも知れませんので、ご相談はお気軽にこちら(リンク)からどうぞ。

オウンドメディアの運営で迷ったときには、次の3つの記事も参考になりますので、ぜひ、読んでみてください。

参考記事
「オウンドメディア制作プロジェクトを成功させるための7つの心がまえ」
「オウンドメディアを始める経営者、担当者が捨てるべき12の姿勢」
「オウンドメディアを構築する手順14ステップ」

オウンドメディアの失敗原因チェックリスト(簡易版)

最後に、オウンドメディアにありがちな失敗原因のチェックリストを紹介しますので、活用してみてください。

オウンドメディアの失敗原因チェックリスト15項目(簡易版)

 

  • アクセス数、PVの目標が高すぎませんか?
  • 記事数は足りていますか?
  • 記事のクオリティーは充分ですか?
  • 記事の文字数は充分ですか?
  • 関連サイトからリンクを設定していますか?
  • ページ内リンクの設定は適切ですか?
  • 記事のタイトル、ディスクリプション、h1タグ、h2タグは適切ですか?
  • ユーザーが行動するための理由は充分ですか?
  • ユーザーが行動するための安心感は充分ですか?
  • 問い合わせフォームや買い物かごは正常に作動していますか?
  • 記事の追加、更新ルールは明確ですか?
  • 更新を適切に停止するという選択肢はありませんか?
  • 運営者が孤立していませんか?
  • ネタ不足対策をしていますか?
  • 間違った常識にとらわれていませんか?

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