これが不正なSEO対策の2つの事例!?

これが不正なSEO対策の2つの事例!?

なんと言うか、虚しいというか、情けないというか、そんな気分になるものを発見してしまいました。

やってはいけないSEO対策、つまり検索エンジンの信頼性を損ねることにつながる不正行為についての興味深い実例になりますので、当サイトの目的からしても紹介した方がいいと考えましたので、こちらで紹介することにします。

1つ目は、CTR(クリック率)向上、回遊率向上、滞在時間向上を目的とした不正行為であり、もう1つはYahoo!JAPANの検索サジェストキーワードを操作しようとした不正行為です。

SEOについては、ぜひ、こちらの記事も読んでください。

参考記事SEOなんて、もうやめろ!SEO対策を卒業する方法

Googleを検索結果順位を不正に操作するSEO対策の実例

まず、こちらの画像をご覧ください。
あるお仕事マッチングサイトの画面キャプチャです。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

CTR(クリック率)向上、回遊率向上、滞在時間向上を目的とした不正行為

(キャプチャ年月日 2017/08/03)

作業の内容は、

  1. Googleで指定したキーワード(赤い帯で消しています)で検索して、
  2. 指定したサイトを見つけてクリックして訪問して、
  3. サイト内をグルグルと10ページ以上見ていき、
  4. 全体に3分以上滞在してほしい(熟読しなくてもいい)

というようなことが書かれていました。

ちなみに、上記の作業1件の報酬はわずか5円。お仕事マッチングサイト運営会社の手数料が1円ですから、作業をした本人には4円の報酬が発生します。

そして、私が確認した段階で、42人が作業を完了していました。

この作業は、おそらく、脱毛サロンへの集客をして成果報酬を稼いでいるアフィリエイターによる、SEO対策を目的とした、CTR(クリック率)向上、回遊率向上、滞在時間向上を狙った作業の依頼でしょう。

もちろん、Googleは、こういうことをしないようにガイドラインに明示していますし、ことあるごとに通達していますので、明らかな不正といえると思います。

また、回遊率向上と滞在時間向上を狙っている以上、SEO対策についての一定の知識があることが想像されるため、故意であることも間違いないと言っていいでしょう。

このように、意図的な検索エンジンの表示順位の操作、つまりGoogleのサイトへの評価をゆがめるような不正は、「リサーチが目的です」と言い訳するのが常ですが、そういう言い訳すらしていないのが、逆にすがすがしいくらいです。

そして、事情を知らない人が、だまされて不正行為のお先棒を担がされているのです。

お仕事マッチングサイトが、こういう案件を放置している方が、問題としては大きいかもしれません。

ただし、当サイトとしての目的は、不正行為(と思われる行為)の事例を示すだけですので、一般の人から依頼者(アフィリエイター)が特定できないように配慮しています。

ぜひとも、こういう不正行為は止めていただきたいと思います。

Yahoo!でのサジェストキーワードを操作する不正行為の実例

続きまして、同じお仕事マッチングサイトにて、こんなお仕事を見つけました。

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

Yahoo!JAPANの検索サジェストキーワードを操作しようとした不正行為1

Yahoo!JAPANの検索サジェストキーワードを操作しようとした不正行為2

Yahoo!JAPANの検索サジェストキーワードを操作しようとした不正行為3

Yahoo!JAPANの検索サジェストキーワードを操作しようとした不正行為4

Yahoo!JAPANの検索サジェストキーワードを操作しようとした不正行為5

Yahoo!JAPANの検索サジェストキーワードを操作しようとした不正行為6

Yahoo!JAPANの検索サジェストキーワードを操作しようとした不正行為7

(キャプチャ年月日 2017/08/03)

 
「検索するように」と指示されているキーワードには、いくつかの特定の飲食店名が何度も繰り返し出てきます。

モザイクをかけていますが、そのシルエットから、同じ飲食店名であることくらいはわかると思います。

<念のためご注意ください>
飲食店名をつきとめて、不正を働いたお店だと決めつけることはしないでください。そのお店からすれば、頼んでもいないのに、勝手に第三者にそのような不正行為をされている被害者かもしれないからです。私は、ネット上での私刑(事実、もしくは虚偽の事実の公開、さらし行為)には強く反対しています。よほど公共性があると認められない限り、罪に問われるばかりか、書き込んだことで発生した損害を賠償しなければなりません。

さて、このような作業依頼は何を目的としているかというと、Yahoo!で検索したときに出てくる
「サジェストキーワード」を不正に操作しようとしている、と考えられます。

「サジェストキーワード」とは、Yahoo!の検索窓に、たとえば、「ラジオ」と打ち込むと
自動的に表示される「ラジオ体操」「ラジオ アプリ」というようなキーワードのことです。

「ラジオ体操」というキーワードで検索している人が多いため、検索エンジンが自動的に気を利かせて、キーワードを候補として推薦してくれているのです。

サジェストキーワードの例
 

サジェストキーワードの例

つまり、「立川 居酒屋 XXX(店名)」というキーワードで多くの人が検索していれば、Yahoo!で新たにだれかが「立川 居酒屋」と打ち込んだときに、検索キーワード候補として、自動的に「立川 居酒屋 XXX」と表示されるようになるのです。

そうすると、立川にある居酒屋「XXX」は、来客が増えることが期待できますね。

この作業依頼者は、そういう卑怯なことをやっているのです。業者として請け負っているのかもしれません。もしくは、当該店舗に共通して利害関係がある人物の仕業かもしれません。

もちろん、こういう行為はやってはいけないことです。

いくら「リサーチを目的としている」と開き直ったとしても、その行為によって、Yahoo!JAPANという一企業の資産である検索エンジンYahoo!の信頼性を損ねるわけですから、迷惑をかけている行為なのです。Yahoo!JAPANは、そういう作業を依頼している発注者や、そういう依頼を少なくとも私が知る限り数か月以上放置しているお仕事マッチングサイトに対して、正式に損害賠償を請求することができるかもしれません(一応、そのお仕事マッチングサイトにも通報はしていますが)。

また、50名もの人が、上記のようなキーワードで検索しないと順位が調査できないということはありえません。本当にリサーチというのであれば、多くても3~5名で十分かと思われます。

いずれにせよ、このような行為は、ネットの信頼性自体を損なう結果につながりますので、ユーザーに冷静な判断を促すためにも、ぜひ、多くの人に実態を知っていただきたいと思いました。

※もし、この記事に間違い、もしくは不適切な表現などがあるときは、「お問い合わせ」からご指摘ください。訂正などの対処をいたします。

故意にペナルティーを受ける作業をしてライバルサイトを攻撃するケース

上記のようなあからさまな不正行為を、ライバルのサイトに対して、故意に、しかも大規模に行って、あえてペナルティーを受けることを狙うことができてしまうのではないか、と考える向きもあるでしょう。

そのあたりは、想像の域を出ないのですが、Googleも何らかの手を打っているような気がします。

少なくとも、ペナルティーを受けるような不正行為を実行しているのが本人であることが証明されない以上は、過酷なペナルティーを与えることはないかもしれません。

ただ、もし不当にペナルティーを受けたとしても、Googleと契約が成立していない以上、何らクレームを入れるより所すらないのです(あくまでも私の個人的な考えですが)。そういうときは、ガイドラインに従って、Googleにペナルティー解除を申し入れるのが順当な対応策です。

また、善意か悪意か、つまり、故意に不正を行っているのか、そうでないのか、という点は、Googleが慮ることはないと思います。なぜなら、ガイドラインを示しているのだから、それらを遵守しない者が悪い、ということにしなければフェアではないからです。

オウンドメディアを主流としたコンテンツマーケティング時代のまともなSEO対策

正面からユーザーの課題解決につながるようなコンテンツを制作し、それらをオウンドメディアを通じて発信していくような、まともなSEO対策さえすえすれば、きちんと上位表示が実現できます。

参考記事SEOなんて、もうやめろ!SEO対策を卒業する方法

もし、あなたがコンテンツ制作の担当者だとして、悪知恵を思いついたとしても、ぜひ、その誘惑に負けずに、正しいSEO対策をしてくださいね。

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