求人・採用コンテンツ制作ガイド(5)

求人・採用コンテンツ制作ガイド(5)

 

企業が求職者に提供できるもの

求職者にとっても、就職、転職活動は、労力がかかるものです。

肉体的な疲労だけではなく、精神的な負担感、時間、交通費などの費用など、さまざまなものを費やします。

そんな求職者の労に報いることを心がけるのも重要な考え方です。

しかも、その求職者は応募してきた段階から、すでに将来の社員かもしれないのです。そんな人に、実りある求職活動をしてほしいと、少しは願ってもらいたいと思いませんか。

それはけっして非合理的な考え方ではないはずです。

コンテンツマーケティングでも同様のことが言えます。オウンドメディア制作、コンテンツ制作では、せっかく労力をかけてサイトにたどり着いてくれたユーザーを、軽い気持ちで裏切りたくないと思います。

たとえ、検索して、クリックするするだけの時間だったとしても、その人は、その代わりに別のことができたはずです。

そういう人に、できればなんらかの成果をもたらしたいと考えて、私たちはコンテンツを作っています。

あなたの会社は求人・採用活動を通じて、求職者に何を提供していますか。

企業が求職者に提供できる可能性があるもの

 

  • 自己分析のきっかけ
  • 適正への気づき
  • 成長の場
  • 仕事観
  • 人との出会い
  • 生き甲斐
  • 目標や夢
  • モデルとなる将来像
  • キャリアプランの立て方
  • 業界への理解
  • その他の学びの機会

求職者を自社の利益のために利用してやろう、という考え方だけではうまくいくはずがありません。

求職者は将来の社員になるかもしれませんし、たとえ採用しなくても、将来、自社の顧客になってくれるかもしれないのです。

求人・採用コンテンツのネタを増やすために相手の立場に立つ

そう考えると、相手の立場に立って考えられるようになるでしょう。相手の立場を理解しようとすると、問題解決の糸口が見つかります。

そして、問いかけてみてください。

あなたがもし、求職者だったとしたら……

  • あなたの企業に応募したくなりますか。
  • あなたの企業で働きたくなりますか(もちろん経営者としてではなく社員として)。
  • あなたの企業に応募したいと考える求職者の親だったとしたら、あなたのような経営者さんがいる企業で働かせたいと思いますか。

相手の立場に立つと、今まで見えていなかったものが見えてきます。良いところも、悪いところも。求職者の立場、求職者の親の立場に立ってみると気づくことが増えます。

気づきが増えると言うことは、それは求人・採用コンテンツのネタになり得る、ということです。

そこから気づいたことで、改善すべきことがあれば、できるところから実際に改善していきましょう。

求職者も企業の社長も同じ人間です。

恋愛もし、失恋もし、どうしようもないくらいの悲しい出来事に遭遇し、どうしようもないくらいの喜びに支配され、孤独を感じて、孤独をごまかしながら生きています。

こちらも人。相手も人です。こちらの人生も山あり谷ありなら、求職者の人生も山あり谷あり。企業という枠をはずせば、お互いに一人の人間同士です。

そんな求職者に対してどういう態度で臨むのがよいか、ちょっと考えてみてください。

ただし、それは過度に求職者との距離を縮めることではないでしょう。きっと、ふさわしい距離感もあると思います。あくまでクールヘッド(冷静な頭脳)とウォームハート(暖かい心)です。

ときどき、求職者に横柄な態度で臨む経営者や人事担当者がいますが、それはおそらく間違っています。心の底に、相手の人格への敬意があるかどうかは、きっと見抜かれてしまいます。

「最近、失礼な求職者が多い!」という経営者もいますが、こちらが敬意を払わなければ、こちらにも払ってもらえないのが現実かもしれません。

敬意を払ってくれない企業に就職したいと思う求職者はきっとほとんどいません。

そうすれば、

「こんなことを知りたいのではないかな?」
「こんなことを書いておかないとあとで求職者を後悔させてしまうのでは?」

というような気遣いが生まれます。

そこから、新しいコンテンツが生まれてくるのです。

ネタ不足で困っている人は、もしかしたら、愛情不足、気遣い不足なのかもしれません。

たとえば、当社では、住宅工務店のクライアントのために、こんなコンテンツを作って公開しています。

参考サイト 「住宅工務店のための記事ネタメーカー」

クリックするだけですので、一度、使ってみてください。

これを使っていただくと、そのベースに、家づくりのことについて小さな心配事でもクリアにしてほしいという、書き手の愛情が感じられるのではないでしょうか。

コンテンツのアイデアの源泉は、きっと愛情なのです。

コンテンツ制作に欠かせないコミュニケーションの基本への理解

ちゃんと相手に伝わるコミュニケーションについて、大切なお話です。

 コミュニケーションの基本=「伝えるべき内容」+「伝え方」

もう少し詳しく説明しますと、

【相手が】
1.何を言いたいのか理解する
2.何を知りたいのかを理解する

【こちらが】
3.言うべきこと、言いたいことを伝える
4.言い方を変えながら伝える

ということになります。

これを求人・採用に置き換えて考えると、企業と求職者のコミュニケーションとは、こうなります。

【求職者が】
1.何を言いたいのかを理解する
仕事や自分の成長に対してどんな考え方を持っているのか、どんな生き方を選びたがっているのかを理解していますか。

2.何を知りたいのかを理解する
企業の何を知りたがっているのか、どこに不安や疑問を抱いているのかを理解していますか。

【企業が】
3.言うべきこと、言いたいことを伝える
どんな企業であるのか、どんな仕事なのか、どんな人と働くのか、どんな条件で働くのか、卑しく媚びた態度ではなく、毅然とした態度で、伝えるべきことを伝えていますか。

4.言い方を変えながら伝える
文字で伝えればいいのか、写真ではどうか、まんがならどうか、音声ではどうか、動画ではどうか、繰り返したらいいのではないか、伝える時間を変えてみてはどうか、など、充分に工夫をしていますか。

企業が求人・採用に成功するためには、これだけのことをきちんと考え、具体的にあるべきコミュニケーションを設計します。そして、求職者とのコミュニケーションを実行していきます。

具体的なあるべきコミュニケーションを考えていくと、おのずから、必要なコンテンツや求人・採用用のオウンドメディア制作のあり方も見えてきます。

もちろん、信頼というベースが大切ですから、いくら人材が不足していても、求職者にとっていいことばかりを誇張して言ってはいけません。

自然体でいくのが一番信頼されると思います。入社してくれた人に対してウソをついていた場合、それが元で生まれた不信感を消すことは不可能に近いと思います。

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