オウンドメディアを内容別に13パターンに分類しました

オウンドメディアを内容別に13パターンに分類しました

オウンドメディアの分類(内容編)13パターン

オウンドメディアを、中心となる情報の内容や、記事の内容で分類してみると、およそ次に挙げる13のパターンに分類できます。

1.お知らせ系

オウンドメディア運営者から、オウンドメディアの新着情報や、イベント開催、その他のお知らせを行うものです。メディア向けのプレスリリースなどもこちらに含まれます。

2.基礎知識・用語集系

商品やその周辺知識についての解説や、用語集などのコンテンツです。たとえば、ワインを販売しているのであれば、ワインを飲むときのマナーやワイングラスに関する知識などのこと、「より、ワインを飲みたくなるような情報」であったり、「より、高いワインを、高い頻度で飲みたくなる情報」であれば、当初に設定したオウンドメディアの目的を叶えることに貢献します。

3.やり方・ハウツー系

ユーザーの役に立つコンテンツとして、オウンドメディアの中心に置かれることが多いものです。こんなときは、こうしましょう!というようなコンテンツのことです。単に役立つだけではなく、いかに、楽しそうで、面白そうか、ということを伝えられるかどうかが大切です。逆に、難しさを伝えることによって「だからこそ、面白い!」というパターンもありますね。

4.疑問・問題解決、Q&A系

ユーザーが抱きそうな疑問や問題、悩みを、プロらしい知識や視点で解決していくコンテンツです。ユーザー中心の記述がしやすいので、まずは、大量にユーザーの疑問や悩みを集めて、それらを分類し、1つ1つに回答していく、という流れでコンテンツを作っていくのが基本です。その過程で出てきた、「この用語は解説しておいた方がいいな」というキーワードなどは、「2.基礎知識・用語集系」の記事に追加していきましょう。

5.事例・体験談系

商品を愛用しているユーザーの声や、活用事例などを紹介します。ワイン販売業者の例でいうと、「私が日本酒からワインに切り替えた瞬間」「白ワインの味を覚えたきっかけ」などの体験談を掲載することで、ワインを飲む習慣がない人が、ワイン党に変わる可能性を高めます。

6.統計データ・調査レポート系

「お客様100人にアンケートしました!」「お客様へのアンケート調査結果」など、自社のお客様にアンケート調査を実施して、その結果を掲載する方法や、「一般の男女300人に聞いた~」のように、ネット系のリサーチ会社を利用して、比較的安価にデータを集めて、そのデータを掲載します。あくまでも、客観的な正しさがあり、しかも、だれかの参考になるようなものでなければ、発表する価値がありません。

アンケート調査で重要なポイントは、いかに「いい質問」をするか、です。たとえば、「ワインを飲みたくなるときはどんなときですか?」であれば、「気分がいいとき」「美味しい食事のとき」「夜」など、あまり面白い結果が集まりにくいと思いますが、「高いワインを飲みたくなるときはどんなときですか?」など、少し工夫すると、「退院したとき」「病気が治ったとき」など、より具体的な回答が得られる傾向が見られたりします。すると、「退院祝いにぴったりなワインをご紹介(ただし、調子に乗って飲み過ぎ注意)」というような、ピンポイントで役立つ記事のネタになるのです。

7.商品紹介系

商品の成分に着目したり、製造過程に着目したり、さまざまな視点から、商品やサービスの魅力などを発信するコンテンツです。詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

参考記事商品情報チェックリスト全54項目

8.運営者紹介系

ユーザーは、「情報のおもしろさ」と同じくらい、「だれが発信している情報か」という点を重要視します。運営スタッフ紹介や運営会社の紹介です。親近感を高めたり、信頼性を高めたり、売れるオウンドメディアには、欠かせない要素です。

参考記事企業・店舗情報チェックリスト 全39項目

9.世界観・イメージ系

世界観伝達のわかりやすい成功事例は、スポーツ用品の「ナイキ」、清涼飲料水の分野では「コカコーラ」や「レッドブル」。お酒の分野では、「いいちこ(三和酒類)」などです。その名前を聞くだけで、なんとなく、あのイメージが思い浮かびます。

特に、正面からテーマを深掘りして、独自のファンをつかんでいるケースとして興味深いの「季刊iichiko」の事例です。

参考サイト「季刊iichiko」

「世界観・イメージ系」というように、ポイントは画像などのビジュアル面です。そして、短くても、ちゃんと伝わる、力のあるキャッチコピーなど。パッと見て、一瞬でわかるようなものです。ただし、一瞬でわからせるための、継続的な取り組み、繰り返される刷り込み効果が背景にあるのですが。世界観の伝達についても、成功すれば、大いに御社に貢献してくれますので、出来る範囲から、チャレンジしてみてもいいと思います。

10.投稿・参加系

ユーザーからの投稿を受け付けて掲載したり、参加型のコンテンツです。実際に、参加できるイベントなどを開催してもいいと思います。やりやすいのは、「~をテーマにした川柳を募集します」というようなものですね。本格的にやるのであれば「公募ガイド」「スマートコンテスト」「登竜門」などのコンテスト情報サイトも利用しながら、参加者を集めていく努力が必要です。

参考サイト
「公募ガイド」
「スマートコンテスト」
「登竜門」

11.役立ちツール系

役立つツールを開発し、無料で使用してもらえるようにするコンテンツです。たとえば、当サイトにも掲載している「ダウンロード資料」や「チェックリスト」類もその一種です。また、もう少し本格的なものを開発し、基本的な機能は無料で使えることにして、その後、より機能をグレードアップさせたければ有料にする「フリーミアム」と呼ばれるマーケティング戦略も可能です。

こちらで紹介した文章作成ロボットなどのような、御社のユーザーが喜んでくれそうな役立ちツールを考えてみましょう。

12.ニュース系

業界内の出来事などを取材して、ニュース記事として掲載します。ただし、記者と提携・契約したり、自前で記者を登用したり、社員に一時的な記者として活動してもらったり、取材に行く、という手間が発生します。

13.キュレーション系

「12.ニュース系」に近いのですが、取材に行く労力をかけずに、他人が書いたネット上などの記事を、特定のテーマに沿って集めてきた「まとめサイト」と呼ばれるようなもののことです。

キュレーションという言葉は、本来、美術展やギャラリーに出品する作品を選んだり、美術館に収蔵するコレクションを選ぶような、情報力、センス、交渉力などを必要とする、高度なスキルを要する仕事でした。しかし、昨今は、適当に関連するような記事を集めて、「はい、まとめましたー」というようなものを、キュレーションと呼ぶようになり、言葉の価値が地に落ちています。

今までは、そんな乱暴なキュレーションサイトであっても、膨大な記事を集めてくることで、アクセスを稼げるため、広告ビジネスが成り立ちました。これからは、よほど高いキュレーション能力を発揮しない限り、なかなかアクセス増にはつながりませんし、ファンの獲得には寄与しないでしょう。

コンテンツを作る者からすれば、やはり、独自に調べたり、書いたりした記事で勝負したいところですし、ユーザーも、どこにでもあるような内容に飽きることがありますので、そのうち勝手に衰退していってくれると思っており、あまり気にしていませんが。

以上、オウンドメディアを内容別に13パターンに分類して、解説してみましたが、いかがでしたか。もちろん、オウンドメディアの中心テーマの分類として理解していただいても構いませんし、その中に掲載する「記事の分類」として理解していただいてもいいのですが。

各パターンの、実際のオウンドメディアでの事例を別な記事にまとめて紹介しているので、ぜひそちらも参考にしてください。

「遊び・おふざけ系」「裏話系」の記事は含まれないのか

たとえば、「遊び・おふざけ」の記事は、それによって、何を伝達するのか、という視点によって「事例・体験談系」に分類できたり、「疑問・問題解決、Q&A系」「商品紹介系」「運営者紹介系」「世界観・イメージ系」などにも分類できます。同じく、「裏話」などは、「やり方・ハウツー系」や「運営者紹介系」に分類できたりします。つまり、それらは「内容による分類」ではなく、演出方法の一種なのです。

オウンドメディアを分類することで個性が見える

このように記事の内容でオウンドメディアを分類すると、その比率などから、オウンドメディアの個性が見えてきます。それらを競合他社のオウンドメディアと比較したときの図がこちらです。

オウンドメディアを内容別に13パターンに分類しました

なお、自分で比較したい、という人のために役立つエクセルシートをダウンロードできますので、よろしければ、お使いください。上記のような、複数のオウンドメディアを比較したグラフが作成できます。
ダウンロード資料オウンドメディアの記事内容による個性比較グラフサンプル「オウンドメディアの記事内容による個性比較グラフサンプル」(Excel形式)

同様に、下図のように、自社の公式ページとの役割という観点でサイトの個性を比較することもできます。

オウンドメディアを内容別に13パターンに分類しました

これらのグラフを眺めて、「このコンテンツは両サイトのいずれにもないので、増やすことを検討してみてはどうでしょうか」というように検討することができます。その検討内容が妥当かどうかは、ユーザーの目線になったり、本来の目的と照らし合わせながら判断してください。
ダウンロード資料自社サイトとオウンドメディアの記事内容による個性比較グラフサンプル「自社サイトとオウンドメディアの記事内容による個性比較グラフサンプル」(Excel形式)

オウンドメディアのネタとして活用できます

オウンドメディアのネタに困る原因の1つが、記事内容のバリエーションの少なさです。これらの分類は、オウンドメディアのネタに困ったときにも、必ず役立ちます。本来の目的を忘れることなく、上記のような分類された切り口を記事づくりの参考にしてくださいね。

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