人を引きつけ続けるコンテンツの作り方

人を引きつけ続けるコンテンツの作り方

今回のテーマは「人を引きつけ続けるコンテンツの作り方」です。人を引きつけるづけるコンテンツとは、どのように作ればいいのか、その具体的な方法をお伝えしていきます。

「人を引きつける」コンテンツと「引きつけ続ける」コンテンツの違い

「引きつける」と「引きつけ続ける」には、明らかな違いがあります。

おわかりだと思いますが、「引きつける」は、一瞬のこと、短時間のことです。それに対して、「引きつけ続ける」というのは、長時間、継続して、という意味合いがあります。

まず、引きつけるのは、比較的簡単です。「おっ」と思わせるタイトルを付けるとか、印象的な、目を引くビジュアル(写真やイラストなど)を使うとか、そういうテクニックを用いることで、興味を引けばいいわけです。

それに対して「引きつけ続ける」というのは、この移り変わりの早い世の中において、移り気なユーザーの気持ちを捕まえ続けるわけですから、比較的難易度は高くなります。

人を引きつけ続けるコンテンツに欠かせない3つの要素とは

では、長期にわたって、人を引きつけ続けるコンテンツ、そして、オウンドメディアには、どのような特徴、共通点があるでしょうか。

人を引きつけ続けるコンテンツに欠かせない3つの要素

 

1.背景に普遍的なテーマがある

長期にわたって、人を引きつけ続けるコンテンツには、人生、親子、母の強さ、女のしたたかさ、男の美学、青春のはかなさ、など、背景には、必ずと言っていいほど、普遍的なテーマが設定されています。だからこそ、だれもが共通体験を想起することができ、時には、作品の世界と自分の人生とを照らし合わせながら、楽しむことができます。また、さまざまなことを考えさせられたりします。

オウンドメディアにも、そういうテーマの設定が大切です。ちなみに、「オウンドメディアのネタ帳」には、「商品への愛、お客様への愛」がテーマですが、そういった私自身の思いは、こちらに書いていますし、さまざまな記事で言及しています。

2.ユーザーと適度な距離を保っている

すぐにユーザー参加型、というような安易な手法を取り入れてしまっているクリエイターがいますが、本来、ユーザーは、そんなものを求めてはいません。それよりも、孤高の天才、真のプロフェッショナル、カリスマを求めています。それが、ユーザーと適当な距離を保っている、と言えることにつながります。

つまり、近づけそうで、永遠に手元には置けない。追いつけたと思ったら、もうすでに、何歩も先に行っている。そんな存在だからこそ、追いかけ続けたくなりますし、信頼されます。

オウンドメディアでも、安易な顧客視点の名の下に、ユーザーに下手に媚びるより、孤高のプロフェッショナルでもいいと思います。少なくとも、圧倒的なプロの知見を見せつけて、ユーザーを引きつけ続けるようなスタイルは、確実に、ファンを増やします。

3.つねに未完成であり、変化を起こしている

人を引きつけ続けるものは、常に、新しい変化を起こしています。ユーザーの変化に合わせるより、少し先を行きながら、引っ張っていくような、そんな変化の起こし方が理想かもしれません。

変わらないものにも魅力はありますが、同時に、変えていく部分も必要です。

オウンドメディアにも、更新を繰り返し、成長し、変わっていくことが求められます。

人を引きつけ続けるコンテンツの作り方

上記の3つのポイントをふまえて、具体的に、引きつけ続けるコンテンツ、そんなオウンドメディアを作る方法を6つ、お教えしましょう。

1.背景に、普遍的なテーマを設定する

たとえば、化粧品メーカーが美容の知識に関するオウンドメディアを作るケース。その場合は、テーマを「美肌になる方法」ではなくて、「女の生き方」、もう少し具体的にすると、「あなたが、あなたの母のような強い女として生きていくために、人生の時間から、化粧品のことで悩む時間を減らすための情報を伝えていく」というようなテーマを設定します。

2.読者に問いかけを続ける

一方的に知識を伝えているようであって、読者に問いかけを続けて、考えるきっかけを与えます。「あなたは、今の化粧品に満足していますか」「あなたは、化粧品会社の宣伝の仕方をどう思っていますか」というように。

考えるきっかけを与えるということは、つまり、すぐに答えを言わない、ということでもあります。適度に、期待通りであり、適度に期待を裏切る(いい意味で)ということです。

それは、ユーザーに関心があることを伝え続けることにもなります。「あなたのことが気になっています」ということを伝えるわけです。

3.プロらしい振る舞いをする

プロらしい振る舞いとは、なにも「これだけの実績がある」「こんな技術を持っている」「これだけ修行した」というようなことを伝える、ということばかりではありません。

プロらしい振る舞いとは、ときには、ユーザーにとって耳が痛いことも、ハッキリと言うような姿勢を示す、というような、毅然とした態度を取ることだったりします。

4.共通言語を作る

一般の人には通じなくても、オウンドメディアの読者であれば、意味が理解できるような「共通言語」を作って、それを読者と共有します。

上記で紹介した化粧品会社のオウンドメディアであれば、たとえば、「倍速美容」というようなキーワードを作って、オウンドメディア上のあらゆる記事で使うようにします。

私たちが、海外から帰国したときに、周囲のほとんどの人が日本語を使っていて、日本語の看板などを見て、「ああ、私の居場所に帰ってきた」と感じるように、共通言語には、「居場所」だと感じさせる効果があります。

5.適度な満足度をキープしておく

オウンドメディアの場合は、最大限の満足度、最高の感動を常に与えておく必要はありません。それよりも、「そこにある安心感」というようなものが感じられる雰囲気づくりが成功のポイントです。

常に派手な言葉、人の興味を刺激するような言葉ばかりで、慌ただしく、どこか落ち着かないような空気感が漂う記事ばかりが並んでいるようなオウンドメディアは、じつは、飽きられてしまうのが早くなります。それでは、運営者、情報発信者も疲弊します。

ですから、適度なゆるさ、適度な満足度をキープするようにします。

6.未完成にしておく

オウンドメディア自体、コンテンツを追加して、常に更新していくことが前提となっていますから、常に未完成だととも言えます。

ですが、そのテーマの全体像の説明記事など、本来、先に伝えるべき最低限の知識さえも掲載されていないようなものではいけません。

あくまでも、最低限のお役立ち度を確保した上で、その上で、さらにあるテーマを深掘りしたり、時代の変化に対応していくような意味で、未完成にしておくのです。

長期間の人気を誇る映画シリーズの本質

オウンドメディアに限らず、あらゆるジャンルのコンテンツには、人を長期間にわたって引きつけ続ける作品があるのも事実です。たとえば、「スターウォーズ」シリーズや「007」シリーズ、「ルパン三世」シリーズなど、映画の世界でも、長期間にわたってシリーズが作られている作品は多数あります。また、その結果、多数のファンを作り出しています。

ときどき、映画監督や出演者などから、「ファンがいるから、シリーズが続けられる」というような発言があったりしますが、それは明らかにリップサービス、もしくは、結果として売れたことへの感謝であり、本質的には、やはりコンテンツのパワーがあるからこそ、ファンが生まれ続け、シリーズが続けられるのです。

なぜなら、コンテンツがつまらなければ、ファンは、潮が引いたように、もしくは、蜘蛛の子を散らすように、あっという間にいなくなります。極端な話、ユーザーとは、移り気が服を着て歩いているようなものです。

ですから、ユーザーの声を聞きすぎると、作品は迷走します。もっともらしい意見を言うくせに、その責任は取りません。まあ、取りようもないですし、その道理もないのですが。

ユーザーの声や従業員の声は、参考にはしても、いちいちまともに影響を受けていたら、アイデンティティも何も、あったものではありません。らしさ、という魅力が失われかねません。

本当に商品への愛、お客様への愛があるのなら、自分を貫くことも大切です。

オウンドメディアにおいても、そのようなコンテンツを参考にしながら、長期的効果を追求すべきです。コンテンツの資産化を目指しましょう!

ちなみに、漢字が異なる「引きつける」と「惹きつける」には、意味の違いはないようです。

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