クラウドファンディングの現実と本質

クラウドファンディングの現実と本質

弊社ではクラウドファンディングのプロジェクトページ制作を代行するサービスをおこなっています。クラウドファンディングを開始したいと考えているが、どうしたらいいかわからない人に、基本的なアドバイスからページの制作までをお手伝いしています。

クラウドファンディングを成功させることは難しくありませんが、ほとんどの人は失敗しています。それは基本的なことをわかっていないからですが、そもそも、クラウドファンディングの本質を見誤っているケースが多いのです。

知り合い、フォロワーからの集金装置としてのクラウドファンディング

クラウドファンディングを始めたいと思ってクラウドファンディングサイトに問い合わせをすると、まず簡単な企画の説明を求められることが多いようです。また、その段階で「知り合いで買ってくれそうな人は何人いますか?」「SNSのフォロワーは何人いますか?」というような質問をされたりします。「知り合いは何人いますか?」と聞くクラウドファンディングサイトの運営企業、担当者の意図は、「知り合いにおつきあいで買ってもらったり拡散して応援してもらわないと、なかなかお金は集まりませんよ」ということでしょう。

クラウドファンディングサイトを利用すると、17~20%程度の手数料(決済手数料含む)がかかります。大手では手数料を安くしていた「CAMPFIRE」も、2018年3月からスタートプロジェクトに関しては手数料を17%に値上げします。

知り合いから集金するだけなら、手数料がかからない方がいいのに、とついつい思ってしまうプロジェクトが多いのですが、お金を集める方も「買ってください」とは言いにくいので、「プロジェクトを応援してください」と言う方が言いやすいでしょうし、支援する人も「支援しなかったら人間関係が悪くなるかも」という気持ちも働くため、応援せざるを得ないのでしょう。もちろん、純粋に応援している人もいるでしょうが。

知り合いから応援してもらうことが悪いということを言っているのではありません。それではクラウドファンディングのポテンシャルが活かせていないと思うのです。知り合いしか応援していないプロジェクトは、世間の人の気持ちを動かしていないことになります。

不正を推奨する?クラウドファンディングコンサルタントのアドバイス

著書もある、あるクラウドファンディングのコンサルタントは、自身が講師を務めるクラウドファンディングセミナーにおいて、こんなことを言うようです。

「当社の会員になれば、会員同士でお互いのクラウドファンディングで購入しあって、行列を作って売れている感じを演出します。オプション料金を払えば、別の会のメンバーも動員できます」と。一言で言うと、サクラ効果ともいえることを推奨しているのです。断定できなくても不正に近い行為だと思いますし、厳密には景品表示法などの運用主旨には反していると思います。

ちなみに消費者はそこまで馬鹿ではありません。無理に知り合いやグループの身内に買ってもらったところで、その売れ行きを見て「売れているなら私も支援しよう」と思ってもらえる確率は低いでしょう。

そんな卑怯なことをしないで、正面から向き合っていくことをお薦めします。クラウドファンディングはきちんと設計すれば、まったく知らなかった人から支援してもらうことは充分に可能です。

クラウドファンディングの本質とは?

クラウドファンディングの本質は「資金がないけど夢や企画があるので、共感して信頼してくれるなら、可能な範囲で先払いで応援してほしい」、もしくは「資金はあるけど、みんなにもお金を出して参加してもらいたい」というような思いを叶える仕組みだと言えます。

それを理解した上で、このオウンドメディアのネタ帳でもさんざん書いているように、人の気持ちを動かせるようなコンテンツを用意して、プロジェクトをスタートさせるべきです。それはコピーライティングなどの上辺のことではなく、そもそもの根本的な価値を見直すことから始めるべきです。

参考ページ
人を動かすオウンドメディアを作るために知っておくべき大枠
精神論はオウンドメディアに必要不可欠なコンテンツである!
人を引きつけ続けるコンテンツの作り方

少なくとも身内で行列を作って、知らない人をおびき寄せる、というような陳腐なものではないでしょう。

まだまだ未成熟な分野であるクラウドファンディング。せっかくクラウドファンディングにチャレンジするなら、知り合い以外の人からどうしたら応援してもらえるか、ということを真剣に考えてチャレンジしてみるといいと思います。

オウンドメディアの運営についても言えることですが、その本質や目的を見失うと成功はおぼつかないでしょう。「その本質とは?」「何を目的にすればいい?」ちまたにあふれる低レベルでわかりやすい答えを求める前に、自分の頭で考えてみることが大切です。

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